Keiko's Yokohama Journal

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1日3食食べない、は人によって危険

1日の食事回数は人によって違う

昨今では、SNSや雑誌などで断食や1日1食、2食を推奨する情報が広がっているが、これは全ての人が当てはまるわけではない、人によっては危険であるということをお伝えしたい。

そもそもこういった情報が広がっているのは、今の日本人は食べすぎ、お腹が空いていないのに食事やおやつなどを次から次への胃に送り込んでいるため、様々な不調や癌などの病気が多発しているからであろう。確かにそうだと思う。ましてや、今の日本では、売っている野菜や果物、肉・魚、加工品、外食産業などでも様々な薬物や添加物などが加えられているため、こうした体にとって害のある物質をできるだけ取り入れないようにするためにも食事回数を減らすことは意味があると思う。

実際、私の友達も朝食を抜いて1日2食にしていて、非常に体調が良いようだったので、私も試してみた。体調が良くなって、しかも食費も減らすことができるだけでなく、他にも様々なメリットがあるとネットでは豪語しているからだ。

ところが、私の場合は思いもよらない結果になった。

1日2食を実践してみた結果

私が1日2食にしてみたところ、次の現象が起こった。

体重の大幅な減少

私はもともと基礎代謝が普通の人よりも高く、子供の頃から食べても太らない体質だった。私は当時、身長が158センチ、体重が48キロを維持し、BIM値も若干低めではあったが、適正範囲内だった。ところが食事を減らした途端、たちまち体重が46キロ、44キロ、43キロと減っていき、見た目にもガリガリの体になってしまったのだ。

体重の変化については、体重計を測っていたので減少していたことは分かっていたものの、自分の体格の変化については、周りの人から、何か病気にでもなったのですか?、と指摘されるまでは、自分がガリガリの状態であったことにまったく気づかなかったのです!

頭は冴えるが、活力は出ない

確かに、朝食をカットすると脳に血液が良く行き渡るせいなのか、頭は非常に冴え、仕事がはかどった。これはプラスの効果だ。しかし、積極的に体を動かそうという気にはならない。ずっとデスクワークをしていれば問題ないが、体を動かすと、ただでさえ基礎代謝が高く、余計にお腹を空かせる要因になり、動こうともしなかったので、活動的ではなかったと思う。

食事の時間が気になるようになった

1日2食、1食に慣れれば空腹になっても慣れる、とよく言われるが、どうやら私の体は他の人達よりも多くのエネルギーを必要とするので、どうしてもこれに慣れず、気がつつけば次の食事の時間のことばかりを考えるようになった。

これでは、次第に仕事の生産性も落ち、毎日が楽しくなく、結局は肉体的にも精神的にも良くないことに気づいたたため、体重をこれ以上落とさないためにも止めることにした。

1日3食に戻った結果

時間が非常にかかったが、1日3食に戻し、2年が経った今、体重がようやく46キロまでに戻った。しかし、私のベスト体重とするところの48キロにはなかなか戻らない。一時期、47キロまで戻り、「おおーっ!!」と喜びの雄たけびを上げていたが、梅雨が明けて猛暑になって体力が奪われたせいか、1キロ減って、今は46キロ。しかし、体つきは元に戻り、見た目にも健康な体になった。

今は食事の量を増やしてなんとか体重をこれ以上減らさないようにしているが、体重維持、太る努力とういのも、意外と大変である。けれども、今は活力もあり、運動もほぼ毎日続けていて元気なので、あまり気にしないようにしている。

女性は特に注意を!

1日1食、2食について色々調べてみたら、やはり人間の体は皆それぞれなので、全ての人達にこのような食事法が当てはまると思ってはいけないことが分かった。

特に、妊娠中の女性、更年期の女性は栄養不足になってしまうので、1日3食は摂った方がいいらしい。また、私のように基礎代謝が高い人は、普通の人達よりも消費カロリーが多いので、しっかり食事を摂らないと逆に体調不良をきたしてしまう。

この世で死以外は絶対に正しいものはない

専門家や医師も所詮はただの人間。科学や医療も日々変化しており、今日の常識が明日の非常識だっていうこともあり得るのだから、彼らの言うことが全て正しいわけではない。この世では死以外は絶対に正しいものは存在しない、ということを踏まえ、何かの情報を信じたくなったら、必ずその反対の意見を集めてみると良い。

情報過多の世の中になっている今だからこそ、尚更このような行動が必要なのである。そうすることで、変なものに騙されたり、誤った行動を抑制することができるだろう。中には、人生そのものを棒に振ることもあるので、是非気を付けて頂きたい。