Keiko's Yokohama Journal

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統一教会から家族を脱会させるにはプロテスタントの牧師が必要

身内だけで旧統一教会の信者を説得するのは無理!

先週のABEMA Primeで、旧統一教会の信者だった母親を脱会させ、その後弁護士になった男性の動画が配信されました。以下の動画がそれです。

その男性は、サムネに出ている左側ではなく、右側の顔の出ていない方であるが、彼によると、彼の母親が旧統一教会と関わったきっかけは、信者が何度も印鑑販売に母親のもとを訪れ、その時に母親がつい家族内のトラブルを話したのをきっかけに相談を受けるようになり、次第に勧誘されるようになったそうだ。

その後、母親は印鑑だけでなく、壺、高齢人参などを購入し、ビデオセンターに出入りするようになり、深入りしていったという。

統一教会は、非常に巧みな方法で勧誘してくる。まずは教会の名前を明かさないで、人を勧誘する。相手が少しでも弱みを見せると、その弱みに付け込み、信じないと地獄に落ちると言い続けて恐怖心を植え込み、お金を貢ぎ続けないと救済されない、というようなことを平気で伝え、人々を思考停止の状態に陥らせるのだ。このやり方は、オウム真理教と良く似ている。

家族が説得しても脱会しないのは、本物の聖書との矛盾を突けないから

先日のブログにも記載したが、日本人は宗教リテラシーが非常に低く、特にキリスト教になるとリテラシー率がほぼ皆無といっていいくらい低い。(また、正統派キリスト教の信者であっても、残念ながら、教会だけ通っている、いわゆる「日曜クリスチャン」も多々存在するため、本当の聖書を教えをきちんと説明できる人は少ない。)

そのような宗教リテラシーの低い人達が、単におかしいから、怪しい宗教だからやめなさい、と何度説得しても説得力がないのは当然だ。旧統一教会の信者にとっては、悪魔の攻撃に遭っていると信じているため、返って彼らの信仰心を強めてしまい、聞く耳を全く持たなくなるのである。だれでも、自分が正しいと信じてやまないものを真っ向から否定されたら、抵抗感を感じるだろう。それは自分が正しい!と、ますます意固地になるだけ。それと同じなのだ。

従って、旧統一教会ではこう言っているが、聖書によるとこう言っているから、明らかに違うよね?、ときちんと論理だてて教義の矛盾を突くことができる人が必要なのである。それがプロテスタントの牧師であり、身内や弁護士でさえも説得は無理なのだ。なので、弁護士に脱会の相談すると、牧師を紹介してもらえるそうだが、これは弁護士でも説得は無理、の裏返しなのである。

プロテスタントの牧師たちが声を上げ始めました!

ここ最近、プロテスタントの牧師達が旧統一教会に関する動画をYouTubeで見かけるようになった。その内容には、旧統一教会がどのような宗教なのか、何故危険なのか、騙されないようにするにはどうしたらよいのか、といった内容が中心なのであるが、昨日、たまたま見つけた大阪の岸和田の教会で牧師をしてる松本章宏牧師の動画の内容が衝撃的だったので、下記の動画を是非見て頂きたい。

タイトルはなんと、「統一教会の方は絶対に見てください!統一教会の中の人へ伝えたいこと」。つまり、旧統一教会の信者へ直接向けたメッセージである。

このようなあからさまに旧統一教会を否定する動画を出すと、教会信者から嫌がらせをされたり、命を狙われたりする危険性もあるかもしれないのに、それも顧みず、一人でも多くのカルト宗教にはまっている人達を助けるために、松本牧師は動画を配信されたのだ。その勇気を褒め称えたいと思うのと同時に、旧統一教会の信者だけでなく、正統派キリスト教の教えを知りたい人達にも是非見て頂きたいと思う。

タイトルは過激ではあるが、それとは裏腹に、動画の中では非常に柔らかい語り口で旧統一教会の教えと本物の聖書の教えとの違いを非常に分かりやすく説明されているので、キリスト教の事を全く知らない方でも理解できると思う。

この松本牧師は、これまで旧統一教会にはまってしまった信者を何十人も脱会させたとこの動画で述べている。偽キリスト教を制するには、本物の教えを持って制する方が効果的なのである。