Keiko's Yokohama Journal

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重税は国を二分する


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言葉慎重な菅元総理が岸田総理に対して苦言

先日、菅元総理が岸田総理に対して、総理になっても派閥の会長を続けており、国民の為ではなく、派閥の為に汗を流している、との苦言を呈していたとのニュースがありました。

私個人的には、菅元総理は言葉を非常に選んで慎重に発言する人だと感じており、このような人が公の場で岸田総理に対してあのような発言をするのは、よほどのことなのだろうと思いました。

岸田総理も彼なりに一生懸命やっているとは思いますが、その方向先を間違えると、国民をとんでもない方向へ導いてしまう、ということは過去の歴史や旧約聖書にも書かれている通りです。

特に最近、私が懸念しているのは、増税。防衛費だけでなく、少子化対策など子供関連予算の倍増の財源も議論されているようで、今の日本を考えると、確かにこれらの財源も必要ではあるが、しかし、これを増税したところで、今現在、生活に苦しんでいる人達の生活が改善されることはなく、むしろますます苦しくなるばかりです。


重税による今後の日本の行方

ただでさえコロナ前から日本では貧困化が進み、それにコロナが追い打ちをかけ、企業や飲食店などの倒産、失業が後を絶たず、政府からの補助金生活保護などが全ての人にいき渡っている状態ではない。そんな時に、更に国民に重税を課すことになれば、将来、国は二分されることは避けられないであろう。

旧約聖書の歴代誌第二の10章では、イスラエルの民の一人であるヤブロアムがソロモン王の後継者レハブアムに対して民の負担を軽くするように苦情を申し立てたところ、レハブアムはそれを却下しただけでなく、更なる苦役に課した、という実話がある。

実は彼の父、ソロモンの時代に主の宮の建築と王の宮殿を立てるという建築事業が強力に推し進められていた。それらの建物は絢爛豪華を極め、イスラエルの繁栄は最高潮に達し、諸外国からも一目置かれる存在となった。しかし、そのソロモンのこの上ない栄華の裏には、民の重税と苦役があり、実際、この栄華は民の大きな犠牲によって成し遂げられたのである。

従って、ソロモンは神様に導かれるよりも、力ずくで民を無理やり働かせていたことが伺われる。その民に報いることなく、更なる重税や苦役に課すことになった結果、後の歴史も証明している通り、イスラエルは2つの国に分裂してしまい、後にアッシリアの登場でこの分裂した2つの国も消滅してしまった。

この旧約聖書を読むと、今の日本の状況にあまりに似ており、将来、この日本も同じ道を辿るのではないかと懸念している。

防衛費などの増税も視野にいれつつ、今、日本政府でやるべきことは、菅元総理もおっしゃっているように、国民の声をしっかり聞き、国民の為に働くことであろう。まずは今、困っている人達を救済し、仕事を与え、税収を増やし、国内を強固にするべきではないかと思う。税収が増えない中で、やれ防衛強化だ、少子化対策だ、と声高に言ったところで、多くの国民にとっては危機感よりも、負担としか感じられず、更なる反発を産むだけではなかろうか。