Keiko's Yokohama Journal

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だらけそうになる自分を食い止めるには

自分に打ち勝つことが最も偉大な勝利である

これはプラトンの言葉であるが、今年の目標・計画を立てたのはいいものの、今日はやりたくない、という一瞬の「間」が来る。年が明けてから計画通りに実行できてはいるが、ふと、さぼりたいという気持ちがよぎる時がある。

人間の欲望として「怠ける」というのがあることもご存じだろうか?人間は、放っておくと何かと理由をつけて楽な方、楽な方へいく傾向が強い。これは食欲や性欲、むさぼり、傲慢さなどの欲望と同じレベルで非常に強烈な欲望なので、自分でよほど自覚していないと制することが非常に難しい。

旧約聖書箴言では、怠惰さについて非常に沢山書かれており、怠け者の末路についてはっきりこう述べている。

  • 勤勉な者の手は支配するが、無精者は苦役に服する(12章24節)
  • 怠け者の心は欲を起こしても何も得ない。勤勉な者の心は豊かに満たされる。(13章4節)
  • 怠け者は冬に耕さない。刈り入れ時に求めても、何もない。(20章4節)
  • 怠け者の欲望はその身を殺す。その手が、働くことを拒むからだ。(21章25節)

これらは聖書に書かれている怠惰に関する記載のほんの一部であるが、これだけ怠惰について書かれているということは、人間がいかにどうしようもない怠け者であるかという現われなのであろう。

また、できない言い訳を人間はいとも簡単にしてしまい、自分を正当化してしまう。それに対する警告が同じ箴言の26章13節にこう書かれている。

怠け者は、「道に獅子がいある。広場に雄獅子がいる」と言う。

聖書は人間の本質を見事についており、怠け者の未来は決して明るくなることはないと断言している。


さぼりたくなった時の対処法

これは私自身に対する警告でもあり、日々聖書を読んでいることでこのような知恵に触れることができるのは大きな恵みである。では、さぼりたくなった時に私はどうしているのか、それは事前にさぼりたくなった時や計画どおりにいかなかった時のためのバックアップ計画を作っているからだ。

人間は聖書で述べている通り、不完全で罪深い人間であるから、全てを完璧にこなせる人はこの世界で誰一人いない。だからこそ、自分の不完全さや罪を認めることから先ず始め、そこから神様の助けを借りて対策を打っておけば、この上ない力を発揮できると私は信じている。

では、私はどうしているか?その例を3つあげてみよう。

①1日の計画に余裕を持たせる

昨日の例を挙げると、朝、寝過ごしてしまい、運動する時間がなくなってしまったが、午前中の空いている時間を狙って運動をした。私の1日の計画は、時間を小刻みにぎっしり入れているわけでなく、不意の出来事も考慮して、ある程度のバッファーを設けているので、このような事ができるのだ。また、これは他の仕事を予定より早く終わらせることで対処できることもあり、仕事を早く終わらせようとする気持ちが働き、仕事の効率が上がるので、予定が多少狂っても逆に奮闘するきっかけになる。

②気乗りしなくても、とりあえずちょっとだけやってみる

また、人間はその日によって気分や体調のムラがあったりする。なんとなく疲れている時などはピアノの練習に気乗りがしないことがあるのだが、それでも全く弾かないよりはマシ、1回だけでもサラッと弾くだけでも練習したことにしようとして、とりあえずピアノに向かうことにしている。けれども、一旦ピアノに向かうと自然と癒されて、気が付けば1時間も練習していた、ということもザラにあるので、私はやりたくない時でも、とりあえずここだけやる、とか、5分だけ、とかとりあえず決めてやるようにしている。とりあえずやってみて、それでも気乗りしない時は、そこで終了だ。しかし、今までこのようなことになったことはない。最初は嫌でも、とりあえずやってみると意外と気乗りするようだ。

たとえ少ししかできなかったとしても、こうすることで、全くやらなかった、できなかった、という罪悪感がないため、次へのタスクへの意欲も湧き、計画倒れになることを防ぐことができるだろう。

➂祈る

祈りも非常に効く。私はやりたくない時やさぼりたくなった時、神様に対して「神様、今、私にこのようなことをして欲しいですか?」と聞くようにしている。そうすると、不思議とやるべきことが示され、それをこなす意欲も与えられる。祈りの力は絶大である!

 

さぼりたくなった時の対処法は人それぞれだと思うが、本当の自分は一体どんな人間なのかをよく見極め、それに合った対処法を考えるとよいと思う。

このブログが少しでも皆さんに気づきを与え、励ましとなれれば幸いです。聖書には、人間について本当に面白いことが沢山書かれていますので、気乗りしなくても、とりあえず読んでみてはいかがでしょうか?!