Keiko's Yokohama Journal

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サイゼリヤのハンバーグを食べたら更年期障害がひどくなった

久しぶりにサイゼリヤに行きました

注:上記の写真はサイゼリヤの料理とは関係ありません。

これまでのブログにも記載しているが、私の食生活は基本、野菜・果物が中心で、月1~2回、魚や鶏肉を食べることがあるが、豚肉や牛肉は子宮筋腫が発覚して食生活を変えた5年前から一度も食べたことがない。

従って、外食するにもオーガニックレストランやカフェに行くことが多いが、それ以外で利用する外食店は自宅近くの駅前にあるサイゼリヤだ。何故サイゼリヤに行くのか、というと、値段の割にはとても美味しく、コスパも大変良いという理由もあるが、食材の産地の記載の情報がホームページで公開されており、特にサラダで使っている野菜が主に国産であり、しかも体に比較的良いと言われているオリーブオイルを使用しているからだ。

しかし、私は普段から肉などの動物性食品を避けているが、サイゼリヤでも野菜だけを使ったメニューが非常に少ないので、注文するものがいつも同じものになってしまうため、飽きてしまっていた。そこで、先週の日曜日に何か月かぶりにサイゼリヤに行ったが、久しぶりに行ったので、いつもとは違うメニューを頼んでみようと思い、さんざん悩んだ末、思い切って5年ぶりにハンバーグメニューとサラダを注文した。また、5年ぶりに肉を食べるくらいなら、体にさほど影響はないと見込んでのことだった。

その日の晩、人生初めてのホットフラッシュ発生!

ところがそれは失敗だった。久しぶりのハンバーグは美味しかったものの、やはり脂肪分や油が多いのか、胃にもたれ、塩分が多いせいか喉が渇きがちになり、その日の夕飯は珍しくも果物をやたら欲するようになり、果物だけで済ませてしまった。

夜もなんとなく寝つきが悪く、ようやく11時過ぎに眠れるようになったかと思いきや、その1時間後、体が急に熱くなって目を覚ましてしまい、気づいたら汗が結構出ており、首回りやパジャマの襟部分が汗ですっかり濡れてしまい、タオルで拭き、その後もずっと体が熱かったので、うちわで仰いでしのいだ。

私は年齢的にも更年期障害があってもいい年齢なのだが、幸いにも食生活を改善したお蔭なのか、生理痛はすぐになくなったし、これはまだ閉経していないこともあるかもしれないが、更年期障害はほとんどなかった。ところが、この日の夜はずっと体温が下がらず、これがいわゆるホットフラッシュかぁ~!!と、初めて知ったのだ。その日は結局一睡もできず、翌日は体が1日中だるくて眠くて仕方なかった。

ホットフラッシュの原因はハンバーグだった

今までホットフラッシュなんて経験したことがなかったので、これは間違いなく、サイゼリヤのハンバーグに違いないと思って、サイゼリヤのハンバーグで使っている肉の産地を調べてみたところ、

牛肉(国産・オーストラリア・他)・豚肉(国産・アメリカ・カナダ・他)

だった。(サイゼリヤのホームページからそのまま抜粋)

値段が非常に安いので、国産100%は考えられず、おそらくホルモン促進剤を使った外国産の肉が多く使われているのだろう。外国産の肉は、早く成長を促すための肥育ホルモン剤を使用しており、これは体内のエストロゲンレベルを上げる要因となっている。

そもそも、更年期障害の症状がひどい人は、体内のエストロゲンレベルを上げるような食生活をしている。動物性食品や乳製品もそうだが、コーヒーやその他の食材で使われている添加物や農薬もエストロゲンレベルを上昇させる要因となっているので、それらをやめて、思い切って食生活を変えれば更年期障害はかなり和らぐだろうし、なくなることだってある。

多くの人達は、普段から肉や乳製品、総菜や加工食品、ピザやハンバーガーなど欧米型のリッチな食生活をしているので、エストロゲンレベルが常に高く、体が慣れてしまっているので、肉を毎日食べても体の変化を感じないと思うが、私の様に5年間牛肉・豚肉を全く食べないで、久しぶりに食べると、明らかに体の様子がおかしくなっているのが分かる。それが本来の体の反応なのであると思うのだが、悪いものを食べるのに長年慣れてしまうと、悪いものを悪いと体が感じなくなるのであろう。しかしそれが、知らず知らずのうちに体を蝕み、癌や心筋梗塞、アレルギーなど様々な病気を発生させるのだ。

果物・野菜中心の食生活が更年期障害を和らげる

このホットフラッシュの症状は初日が一番ひどかったが、2日目の夜にはその程度が和らぎ、汗も少量しかでず。3日目の夜も体の熱さで途中で目が覚めてしまったが、睡眠時間は長くなった。なんとか治まって良かったと思った。

 

今回、肉を食べてしまったお蔭で、やはり動物性食品を摂ると更年期障害がひどくなるということがよく分かった。以前のブログで紹介した、松田麻美子著の「女性のためのナチュラルハイジーン」には、プラントベース(果物・野菜中心)の食生活をしている女性は、更年期障害に苦しむことはない、とはっきりと述べているが、まさにその通りであると思った。(この本にご興味のある方は、以下にリンクを張っておく。)

 

この著書には、更年期障害を促進させる食べ物として、肉や魚、卵、乳製品などの動物性食品だけでなく、コーヒーや紅茶などのカフェインや、アルコール、砂糖、白米・白いパンも勧めていない。これらの食品は、更年期障害を引き起こすだけでなく、骨粗鬆症の原因ともなっているそうだ。

とにかく、今回、人体実験をしたようなものだったが、肉がいかに自分の体に弊害を引き起こすかがよく分かった。更年期障害というのは、人間の自然な生理的現象で起こるものだと思っていたが、これも間違った食生活がもたらした生活習慣病なのだ。

サイゼリヤを批判するつもりは全く、他の外食店やスーパーのお肉を食べても同じことだと思うが、こういった認識が少しでも多くの方に知って頂ければと思う。私たちの意識が高まれば、外食産業を変えることさえ可能だからだ。残念ながら、日本ではオガーニックレストランは未だ料金が高く、オーガニック食材自体も欧米に比べて値段が高いので、日本ではまだなかなか広まらない。外食チェーン店で安心して食べられるところはほとんどなく、サイゼリヤが唯一マシな所であったが、やはり肉においてはアウトであった。

今回の私の経験が、更年期障害で苦しんでいる人達の参考になれば幸いである。