Keiko's Yokohama Journal

生活、仕事、家族、健康、美容、政治や国際情勢などを横浜から発信

少子化の原因は中絶にもある

(写真の映像はトルコとは関係ありません)

トルコ地震で奇跡的に助かった子供達

今月6日の朝4時17分(日本時間10時17分)、トルコでマグニチュード7.8の大規模地震が発生して明日でちょうど10日目になる。ちょうど明け方の、まだ皆が寝静まっている時に起こったことを考えると、1995年の1月に起こった阪神淡路大震災のタイミングとほぼ同じだ。しかし、今回は、その阪神淡路の被害の何倍をも超える被害と犠牲者が出ており、今日の時点での死亡者数は既に3万9千人超えとなっている。今回は被害の範囲が膨大だから、おそらくこれよりも更にもっと多くの死亡者が出てくるだろう。

私はYouTubeやネットで普段からイスラエルや中東の情報を得ている。それは、日本や欧米のマスコミが取り上げない内容を配信しているからだ。そんな中で今回もトルコ地震について色々情報を見ていたら、日本のマスコミでは絶対に配信されない衝撃的かつ感動的な映像を見た。

それは、なんとがれきに埋もれた生まれたての赤ちゃんがへその緒をつけたまま救助されていたのだ。その子の母親は既に亡くなっており、地震の直後に生まれたそうだ。母親は既に亡くなっており、その赤ちゃんが見つかった時はへその緒が母親とつながれたままの状態になっていたので、救助隊がなんとかカットして救助したそうだ。残念ながら、その子の父親も含め家族全員が死亡しており、その赤ちゃんだけが生き残ったそうだ。

また、その他にも生命維持が可能と言われる3日を過ぎても奇跡的に救出される幼児や子供が沢山おり、彼らの生命力には驚かされる。子供達がこのような想像を絶する悲惨な環境の中にいても生きようとし、それに救助隊が必死になって救助しようとしている姿は感動させられる。

毎年15万人以上の胎児が殺されている日本

しかし一方で、それ以外の国、西ヨーロッパやアメリカ、そして日本などの先進国も含むが、このような国々は大人の事情によって、まだ生まれてこない赤ちゃんが毎日のように中絶される現状を見ると、なんとも理不尽な思いになる。

一方で、東ヨーロッパからインド、フィリピンなどの東アジアでは子供は宝という考えがあり、そもそも文化的に子供を殺すという考えが全くない。経済的に苦しかろうと、母親の健康状態や家庭環境に関わらず、子供を産み、自分が犠牲になってでも一生懸命になって子供を支えようとする。その結果、これらの地域では子供たちの数が非常に多い。

一方で中絶が容認されている比較的裕福な国々においては子供の数が減少している。赤ちゃんを中絶した親のほとんどは健康で、しかも他の貧しい国々と比べてかなり恵まれた環境にあるにもかかわらず、自分たちの快適さが重要で、自分のキャリアが優先、今は子供を作る最適なタイミングではない、とか、好きな人との間の子供ではないから、等の理由で日本だけでも毎年15万人以上の赤ちゃんが抹殺されている。これは日に換算すると、毎日400人以上の胎児が葬られていることになるのだ。

母親や家族が貧しい状況の中でも必死で子供を守って育てようとする国がある一方で、住む家もあり、着る服や食べ物が豊富にあって贅沢ができる国では、母親が健康的で丈夫で比較的裕福であるにも関わらず、自らの都合で中絶をする人たちが多い状況を見ると、この世の不条理さ、人間の身勝手さを感じざるを得ない。

少子化の原因は中絶にもある

少子化の大きな原因として、私は中絶にも大きな要因があると考えているが、何故誰もそのことに目をつけないのだろうかと思う。おそらくこれはアメリカを始めとした先進諸国ではもはや当たり前となっており、彼らからの猛烈な抗議を恐れている、ということもあるかもしれないが、少子化の原因が女性の社会進出など社会の情勢の変化、という一面だけの分析にとらわれすぎており、人間の人としての本来あるべき姿からの論点がない。

日本は戦後、アメリカや西側諸国の影響を受け、道徳的に急速に腐敗・堕落していった。道徳的に堕落した結果、望まない妊娠が増え、中絶が容認された結果、ますます婚前交渉に拍車をかけ、その結果、人の命が粗末にされているのではないかと思う。

自分の意思で中絶ができ、しかも婚前交渉が当たり前になると、婚前交渉はやりたい放題になる。戦前までは日本人は道徳的にも非常に高い国だったと思う。婚前交渉などはもってのほかで、従って男性にとって性の欲求を満たすためには結婚しかなかったのだ。

そもそも昔は結婚しない、という選択させえも考えられなかったと思うので、結婚することが自然の流れであっただろうが、世の中が豊かになると女性も社会進出をして生き方が多様になり、それはそれで良いことなのだが、その反面、独身の男女が増え、結婚関係を持たなくてもセックスが容易にできるようになったため、性的に堕落してしまったと考える。

婚姻外のセックスで性的欲求を満たすことができてしまうと、敢えて結婚する必要はないと考えるようになる人が増えてもおかしくないであろう。更に、貧富の格差によって独身者の数を加速させ、たとえ結婚していてもお金のかかる子供はいらない、と考える人たちが増え、その結果、少子化にますます拍車をかけているのではないかと思う。

聖書においては、婚前交渉、中絶は認められていない

聖書においては、はっきりと婚前交渉を認めておらず、神様はもともと私達人間をそのようにお創りになったのではない。そのことについては機会があれば述べたいと思うが、ネットにも既にその情報はけっこう出ているので興味のある方は調べて頂きたい。

また、中絶に関しても、聖書では卵子精子が合体した時点で人とみなしている。従って、胎児が何日目であろうが、何か月目であろうが、既に人なのである。それに関しては、下記のYouTubeの中川牧師による解説が一番わかりやすいので、ご覧頂きたい。

Q290中絶は罪ですか。【3分でわかる聖書】 - YouTube