果物を沢山食べても血糖値は上がらないという事実 ~検査結果が証明~
今日の朝食です
今日もフルーツサラダです。4年前から野菜・果物中心の食生活に変えましたが、今ではもうすっかり慣れました。むしろ、従来の和食や洋食の朝食をすると体の調子が狂ってしまうので、今では食べたいとさえ思わなくなりました。
中身は、リンゴ2個、オレンジ1個、アーモンド、レーズンで、結構ボリュームがあります。最初は、こんなに沢山食べられるか?と思ったのですが、砂糖のような人工的な甘みがないせいか、意外と食べられます。また、果物は消化が良く、お腹もすぐにすいてしまうので、お昼まで持たせるにはこれだけ食べた方がちょうどいいのです。
果物単体で食べる時もありますが、フルーツサラダにした方がボリュームがあるし、色んな果物が食べられるので、ほとんど毎日フルーツサラダにしています。週1回くらい、果物1個とオートミールを食べることもあります。
また、ランチや夕食でも果物を食べる時があります。
これだけ沢山果物食べて、血糖値が上がらないの?!
私もこれを最初は懸念していましたが、これは完全に誤った知識であったことが、自身の体によって証明されました。
こちらは先月、大学病院で受けた血液検査の結果ですが、5番目の血糖値の数値は正常範囲でした。
食生活を変え、4年経った今でもこの数値。血糖値の正常値は70~110mg/dLとされているが、私の数値は80mg/dLで下限に近い数値となっている。
食生活を変える以前でも血糖値は正常範囲内だったが、確か上限に近い数値だった気がするので、それを考えると、果物を食べても血糖値は上がるどころが、逆に血糖値が下がる結果となっているということだ。果物を沢山食べても大丈夫だよ、ということが体で見事に証明しています!
果物は正しく食べないと糖尿病を招く
果物には正しい食べ方がある、ということは前のブログで紹介した「ナチュラルハイジーン」にも記載されていましたが、この本の著者である松田麻美子氏のもう一つの著書「50代からの超健康革命」にその理由が詳しく説明されています。
この本は、50代とは言わずに、全ての年代層で是非読んで頂きたいと思うが、多くの人達がやりがちな「食後のデザート」として果物を食べるのが最も悪い食べ方だそうだ。
その理由をかいつまんで説明すると、食事の後のデザートとして果物を食べると、食事で摂った必要カロリー以上のカロリーを摂取することになり、不必要なカロリーとして脂肪(中性脂肪)に変えて体に蓄積されるため、体内に脂肪が増え、インスリン抵抗が起こり、糖が細胞内へ吸収されず、血液循環の中に留まるとのこと。それをそのままにしておくと、糖が尿中にあふれ、糖尿病になるということである。
この食生活を止めない限り、糖尿病患者は延々と治療薬を飲まされるだけで、むしろ悪化の一途を辿り、根本的な治療にはならないのだ。アメリカでは実際に、野菜・果物中心の食生活に切り替えたことで、血糖値が下がった、とか糖尿病が改善したケースが多々出ているとのことだ。
果物の正しい食べ方とは
ずばり!空腹になっている時に、1回の食事として食べる。特に、朝食に食べるのが一番良い、ということです。
これは、果物から得た栄養がすぐにエネルギーとして使われるため、糖もちゃんと細胞に吸収され、血液の中には回らなくなるので、朝の果物はいくら沢山食べても血糖値が上がることはありません。(但し、食べすぎには注意!どの食べ物についても言えますが。)
既に糖尿病になってしまった人は、果物にキュウリや白菜などの野菜と一緒に食べると良いそうです。詳しくは、これらの本に書かれていますので、是非ご一読いただきたい。
果物は栄養価が高く、デザートとして食べるにはもったいない!
この食生活を始めるまでは、果物の栄養価や効用など考えたこともなく、ビタミンCの補給という認識程度でしたが、以下のような素晴らしい効用があることが分かりました。
- 糖代謝に役立つ食物酵素や糖の吸収を緩やかにする食物繊維が豊富
- インスリンの働きに関与するクロミウムやマグネシウムが豊富
- ファイトケミカルの一種であるプラントステロールが豊富
- 心臓病や網膜症、壊疽(えそ)など糖尿病の合併症を予防するファイトケミカルが豊富
他にも、果物によってはバナナのようにカリウムが豊富だったり、ブルーベリーには抗酸化物資であるアントシアニンが豊富、など様々な栄養価があることが認められているが、この様に、朝食に果物を食べるとこれらの効果が存分に発揮されるのだ。食後のデザートとして食べることによって、これらの効果が阻害されてしまうとは何とももったいないことであろうか。せっかく食べるのだから、体にとって最も良い方法で果物を食べてみて、その効果を是非実感頂きたいと思う。